東京モーターサイクルショー 日本市場 中国市場
(以下の内容は、3月28日アメブロ「Benのブログ」の投稿を若干修正を加えたものです)
先日、久しぶりにビッグサイドで開催された東京モーターサイクルショーを見に行きました。
東京モーターサイクルショーは、毎年開催していますが、2011年は震災の関係で中止していました。
僕はKYMCO JAPANの社長をしていた時は、このショーの理事をしたことがあります。開幕式の時に壇上に上がり、KYMCO車両がショーに出展し、コンパニオンもいました。
いまはKYMCO Japanの事業から離れていますが、心の中はいつも応援をしています。
当時は、国内4雄にも匹敵するぐらい大きなブースを構えて、僕もブースの前でチラシを配ったり、販売店の社長さんや、来場者と話しをしたり、ユーザーの意見を聞くとっても貴重な時間でした。
ヤマハのブース
あのHDのブース
海外メーカーで日本国内で年間の販売台数が1万台を超えたのが、このHDでした。金額がぜんぜん違いますが、台数計算では、このHDの数字に一番近いのがKYMCOでした。
いまは分かりませんが、当時は勢いがありました。いろんなメディアに紹介されて、日経にも紹介されました。
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/314/314503.html
名前は、日本国籍を取得した前の顧暁斌でした。
会社名はKでスタートし、スクーターの市場ではかぶっていないKAWASAKIとは、妙に親近感があります。
日本国内は少子化もあり、レジャーの多様化もあって、バイク人口が年々減少している模様です。
また、アジアでは、バイクに関する規制が何もない国(地域)が少ないようです。日本、シンガポール、台湾などがそうです。危険だという理由です。中国の多くの都市では、市内に200cc以上のバイクは走れない規制をしています。
中国は年間2000万台以上のバイクが生産、販売されていますが、日本はいま年間販売が50万台よりも少ないようです。ただ、東京モーターサイクルショーに出展しているバイクは中国ではあまり見られないでしょう。ネットからの情報ですが、中国でのバイクの輸入に関する税金は以下の合計になっています。(国のオフィシャルサイトでは確認していません)
排気量 関税 消費税 増値税
250CC 45% 3% 17%
250~500CC 45% 10% 17%
500~800CC 40% 10% 17%
>800CC 30% 10% 17%
中国の消費税は、贅沢品にかけるもので、日本の消費税とは違います。日本の消費税と性格上近いのが中国では増値税となります。
また中国では税金を払って、バイクを輸入できたとしても、ナンバープレートを交付してもらえるとは限らない。矛盾ですが、現実のようです。